K-7雑感

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先日の土日に秋葉原UDXで開催された、「K-7体感トークライブ」に行ってきました。
開けてみれば大混雑となった(ペンタとしてはw)イベントでしたので、限られた範囲内ですが見聞きしたことから感想など。
現在K20Dを使用中なので、それらとの比較感想がメインとなります。

・いいから三行でまとめろよ
実物触る前に予約しちゃったよ(・∀・)!!
実際触ったらとてもいい感じだよ(・∀・)!!
落ち着いてから良く考えても全然問題ないよ、お前も買え(・∀・)!!





・感触と操作性
まず持って感じるのは「小さい」事。
当日は*istDとK20Dを抱えて行きカウンターの上でとっかえひっかえ触っておりました(^_^;)
で、持って「小さい」と思う感触は*istDが一番強く、その後にK-7・K20Dと続きます。
外のガワもマグネシウム化という事で、確かに強く握った際のカッチリ感はK20Dを上回ります。
背面液晶が大きくなりましたがボディは小型化、という事で背面左サイドに縦列配置されたボタンが左肩と右下に逃がされています。
更にFnボタンが廃止され露出補正ボタンがシャッターボタンの手前に(K100Dからの配置ですね)、新設のISOボタンもその隣に来ました。
この結果操作がかなり右手に集中した感があります、乗換え組みはちょっと慣れるまでに時間が掛かるかも知れません。
また、背面液晶の表示情報が非常に増えており(K20Dに比べ高精細で綺麗です)、以前の機種では右肩上面液晶を見ることが多かったのですが、K-7では背面液晶での確認が増えそうです(測距点変更等)。
左肩のダイヤルにはストッパーが新設され、これを押したままでないと回転が出来ないようになりました。
確かに不用意に動かないので安心感はありますが、ストッパー解除しながらの操作がやりにくく感じます。
今回のボディは左肩がかなり削り落とされた為、ダイヤルが内蔵ストロボの出っ張りにかなりくっついている配置です。
これでダイヤル周囲の空間があまり無いように感じます。
その他の操作は概ね良好、AFモード選択レバーは不用意な操作で動くことが無いよう更に改良された感があります。

・シャッター
秒5.2コマは実に快適、シャッターは音がちょっと篭った感じですが軽い音でミラー動作も軽快でバタバタした感じはありません。
流石にこのスピードですとバッファに溜めすぎた時は少々後始末に時間が掛かっているようです、撮影の続行自体には問題ありません。

・ファインダー
パっと見あまり変化は無いように感じますが、よーく見れば確かに視野100%w
ファインダー内の像自体はそんなに変化は無いはずですので、体感も同じくという結果です。
ピンの山は見やすいと思います。

・画質
撮像センサーはK20Dと画素数は同じものの、別物との事です。
今回のイベントではデータ持ち帰り不可・PCでの画像閲覧も出来ませんでしたので背面液晶で見るしかありませんでした。
ですので、画質は確認出来ていないというのが正直なところです。
ただ、ISO3200で撮影した画像を5~10倍あたりで確認したところ、ディティールの荒れは少々あるものの虹色のノイズは殆ど認められないように見えました。
公称で1段分改善と言っていますので、結構イケてるのかも知れません。

・ピント合わせ
AFセンサーは従来品の改良版との事で、根本的なメカ部分は全く新規に作られている訳ではないようです。
アルゴリズム改良(何度やってるんだ!)と環境光を感知(プリズム部にセンサーが仕込んであるらしい)して光源によるピントの差を修正しているそうです。
実際、K10D→K20Dの時よりはっきり判る速度向上は感じられます、しかしキャノン・ニコン等の中級~高級機にはかなわないのは明白、という位の早さです。
むしろ注目すべきはAF-Cの追従性能で、これはかなり「使える」レベルになっています。
K20Dまでは「なんか絵柄が変わった→はいはい、合わせなおしますよ」といった感じのトロい動作でしたが、K-7では完全に「追いかけている」と思える追従動作を見せます。

・ライブビュー
K20Dの機能を踏襲した感じの作りですが、全体的に機敏になってきています。
AF方式はコントラスト検知式(顔認識or領域指定)か位相差式となります。
コントラスト式の方はミラーを動作させること無くAF出来ますが動作は遅いです、キットレンズ使用時はコンパクトデジタルカメラ並みでしょうか、SDMレンズだともうちょっと速いらしいです。
顔認識も同様の速度です、ただしコントラスト式はAFポイントを自由に設定出来操作系も良く出来ているので全く使えないわけでもありません。
位相差式(光学ファインダー使用時と同様の方式)では、ピント合わせとミラー動作が速くなっているのでK20Dよりかなりブラックアウトの時間が少なく済んでいます。撮影→復帰はやはりちょっと待つ感じですが、K20Dがブツ撮り以外での使用は絶望的と思われる性能だったのに対し、こちらは手持ち撮影時でも活用できる可能性を感じます。
もっともα300・350の独自形式には遥かに及ばないとは思いますが…
ペンタックスの人はコントラスト式は三脚に据えての物撮り用・位相差式は手持ち用にお薦めと言っておりました。
あと、ライブビュー時に色々と便利な機能が設定されており、例え撮影機能として不満でも設定を詰める補助機能としては有効であると感じるところがあります。
まずホワイトバランスの設定中にライブビューでリアルタイム反映されるようになりました、これで現物を見ながら細かい調整が可能です。
プレビューもライブビューに対応し、実絞りに絞り込んだ上でゲインアップし「暗くならないで深度確認」が出来るようになりました。
以前まででもAVやMで絞り設定→デジタルプレビューで結果確認、という事で確認出来なくもなかったですが、ライブビューならリアルタイムで絞りやアングルを変えながら随時確認が出来ます。
出来る範囲で細かく便利にしてくれる作り込みはありがたいですね、デジタルプレビューも機能が付いてから手放せないものでしたが、こちらも平行してかなり活用することになりそうです。

・動画
結構騒がれてる機能の一つですが、やはり一眼は静止画が撮れてナンボですのでオマケ的な位置・機能に収まっているレベルと感じます。
まず、撮影中にAFや露出補正は出来ません。
これらの要素は全て撮影前に決定します、マニュアルフォーカスでピント移動は出来ますが、露出がブレる可能性があるようです。
ただ、絞りを独立して制御する機能を設けた為、動画撮影中はセンサのゲイン&絞りのリアルタイム制御で露出制御が可能(絞り固定でゲインのみも可)となりました。
ですので、露出とWB等変更できる点をキッチリ固定するか、制御にお任せかの2択で攻める形になりそうです。
会場でカメラを触って試した分にはあまり動画の質はわかりにくかったのですが、ワークショップでサンプルとして撮影された江ノ電を見る限りはなかなか綺麗に撮れている事を確認出来ました。
三脚を据えて電車を待つという撮影でしたので安定した絵を撮る事が出来る条件だったと思いますが、素人が手持ちで振り回してどこまで使えるかが今後の確認の課題でしょうか。

・DRII・構図調整・水準器
トークショーで「今までのDRはなんちゃってゴミ取り」と田中希美夫氏に言わせるほどの進化、らしいです(^^ゞ
今まではセンサーをSR機能の応用でゴットンゴットン揺らしていましたが、今回は超音波式が入ったらしく社員の方も説明で「これでかなりメンテナンスフリーになると思います」と言い切っていました、これは期待出来そうです。
今回は水平を感知する機能を色々応用しており、電子水準器機能もその一つになっています。
実際動かしてみたところ結構敏感な反応を見せてくれるので、手持ちでもかなり水準を取りやすくなると思います。
また、SRの応用で構図調整というものがつきましたが、大判で言うライズ・フォール・シフト、更には回転が出来る(無論撮像センサーが動くので、後枠のムーブメントを弄るイメージ)というものです。
これで、カメラを固定していてもセンサが動く(最大縦横1ミリ)事で構図が上下左右にズレたり回転したりするのですが。
この1ミリが結構大きいです、画面の2~3割くらいは動くように見えたでしょうか。
風景撮りの人にはちょっとした全レンズシフト化という事でお得感のある機能だと思います。
また、ハード的には回転さえ封印すれば2ミリまでセンサーは動かせるそうです。
イメージサークルが危ないDAレンズもあるようでうすが、2ミリ移動が実現したらFA・DFAレンズとの組合せで強力な風景撮影マシンになる予感がします。

・バッテリーグリップ
K20Dまでは専用バッテリ&SDカード・リモコンを収容できましたが、K-7はトレーを変更することで単三対応が出来ます。
その上、グリップ側にある端子のカバーがグリップ側に格納出来るようになったため、出先でグリップを外した際は端子もカバーの上安心してバッグに放り込めるようになるようです。
地味ながらも非常に気になっていた点が改良されていて嬉しいですね。

・簡易防滴化キットレンズ
18-55mm・50-200mmのキットレンズがWRという記号が追加され、簡易防滴レンズとなりました。
DA★の防塵防滴レンズとの差ですが、文字の通り「防塵」は出来ないという建前になります。
なんでも、「防滴」より「防塵」のほうが難しいのだそうです。
普段使いでは砂漠に行くことより街で雨にさらされる方が多いでしょうからw、キットレンズでは十分かつ贅沢な仕様と思われます。
ちなみに光学系はどちらも先代モデルと変わらないようです、特に18-55はIIになってから優秀な結果を出しているので初めて買う方にはレンズキットでこちらも手に入れて欲しいところ。

えーと、思いつくところでは大体こんなところでしょうか。
他社ユーザーへ強引に薦めるほどすごいカメラではありませんが、ペンタ既存のデジタル一眼を持っていて買い替えを検討中の方にはお薦めしたい機種です。

イベント最終日の最後あたりの時間にもう一度見に行ったのですが、会社の結構偉い方と思われるような方々まで出てお客さんのお見送りをしていたようです。
いつもながら思いますが、親近感がわくメーカーですねぇ(^^)v
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by hanpenx | 2009-05-25 22:47 | 写真 | Comments(0)


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